KC社の汎用コントローラーPoCキット「T8-50」は、AMR(自律走行搬送ロボット)の開発・検証に使える小型の移動ロボットです。汎用コントローラーを搭載し、専用ソフトウェアによる操作・設定から走行までを一つのキットで扱えます。

外形寸法は457×424×330mm、定格積載荷重は5kg。汎用コントローラーの採用を検討する際に、機能や機器との連携を評価するための製品です。ここではT8-50の搭載機能と主な仕様をご紹介します。

汎用コントローラーを搭載した評価用キット

T8-50の中心となる汎用コントローラーは、センサーとの接続・通信や走行制御をまとめて扱う製品です。こうした機能を利用することで、自社で個別に設計・実装する範囲を減らせる点に特長があります。

T8-50は、そのコントローラーを二輪差動駆動の機体に組み込んだ構成です。PoCは「概念実証」を意味し、開発で採用したい構成や機能が目的に合うかを確かめるために使います。操作画面の設定と実機の動作を対応づけて確認できるため、コントローラーを自社の機体へ組み込む際の検討に活用いただけます。

操作・走行・機器連携に関わる機能

専用ソフトウェアによる操作・設定

基本操作やマップ設定、走行の確認を専用ソフトウェアで行えます。設定画面でどのような項目を扱えるか、走行指示に対して機体がどう動くかを確認できます。

レーザーSLAMによる自己位置推定

ナビゲーション方式にはレーザーSLAMを採用しています。レーザーセンサーで得た周囲の情報を使い、地図作成や自己位置の推定を行う技術です。T8-50にはLiDAR(レーザーレーダー)を備えています。

センサー連携・CAN通信

汎用コントローラーを中心としたセンサー連携やCAN通信も評価の対象です。組み合わせたい機器がある場合は、機種や通信条件をお知らせください。対応する接続方法や設定範囲についてご案内します。

寸法・走行性能・バッテリーの主な仕様

機体の大きさに加え、走行させる場所や稼働時間を検討する際に関わる仕様をまとめました。下記は紹介チラシに記載された数値です。

外形寸法(L×W×H)457×424×330mm
本体重量・定格積載荷重30kg(バッテリー含む)・5kg
駆動方式・ナビゲーション方式二輪差動駆動・レーザーSLAM
最小通路幅・回転直径1,500mm・520mm
走行速度(空載)1m/s
ナビゲーション精度位置:±10mm/角度:±1°
バッテリー48V/15Ah(リン酸鉄リチウム電池)
連続稼働時間・充電時間8時間・1.5時間(10%→80%)
充電方式自動/手動

使用場所や接続機器との適合について

本体の幅は424mmですが、チラシに記載された最小通路幅は1,500mmです。設置場所に本体が収まるかだけでなく、走行させたい経路にもこの幅を確保できるかをご確認ください。

床面の条件として、最大登坂能力は3%、段差乗越え高さは5mm、溝乗越え幅は10mmと記載されています。走行経路に傾斜や段差がある場合は、その寸法も適合を確認する手がかりになります。温度条件は0~50℃、湿度条件は10~90%で結露がないことが前提です。

仕様は紹介チラシの記載に基づきます。貸出機の仕様や使用条件はお申し込み時にご確認ください。評価機と実際に開発される機体では寸法や重量などが異なる可能性があるため、T8-50での検証結果をそのまま自社機の性能として扱うことはできない場合があります。

このほかの装備や仕様は、チラシでもご覧いただけます。

チラシはこちら(PDF・約639KB/別タブで開きます)

T8-50の仕様確認・貸出のご相談

ナ・デックスではT8-50のレンタルでの評価も承っています。「接続予定のセンサーに対応できるか」「想定する場所で使用できるか」など、製品選定で気になる点を下記フォームからお知らせください。貸出をご希望の場合も、同じフォームで受け付けています。

フォーム送信時点で予約や注文が確定するものではなく、内容を確認して担当者からご連絡します。