IWC5Aカタログ

交流・直流両用インバータ式スポット溶接制御装置IWC5Aのご紹介

ナ・デックスでは、自動車業界をはじめとした”軽量化のニーズ”と”溶接材料の多様化”に対応するため、溶接制御装置のラインナップ拡充をすすめています。

このたび、交流と直流の両方に対応した新しいインバータ式タイマを製品ラインナップへ追加いたしました。今回はこの交流・直流どちらにも活用いただけるインバータ式タイマ「IWC5A」の概要をお伝えしていきます。

 

 

 

交流・直流両用インバータ式タイマ「IWC5A」の特長

IWC5Aシリーズにはもともと直流インバータ式のみをご用意していました。

このたび新規にラインナップ追加したのは、ソフトスイッチで交流と直流を切り替することができるインバータ式タイマです。既設の交流設備でもIWC5Aを使用いただくことで、直流インバータ式のような安定した溶接結果を実現することを目指し開発しました。

 

単相交流と直流インバータのいいとこどりがテーマ

自動車業界ではCo2排出量の削減をするために車両自体の軽量化ニーズがとても強まっています。そのため、アルミ素材やハイテン材、ホットプレス材などの活用に注目が集まっており、それらの安定した溶接結果を提供することがメーカーとしての使命になります。

アルミ素材の溶接には電気が多く必要で、ホットプレス材は表面が酸化するために溶接がしにくいなど、素材によってそれぞれ課題があります。

 

アルミ素材 溶接時、電力を大量に消費
ハイテン材 単相交流式ではスパッタが発生して溶接結果が安定しない
ホットプレス材 表面が酸化しており溶接しにくい

 

交流・直流インバータ式IWC5Aでは、単相交流式と直流インバータ式のメリットを活かす’いいとこどり’をテーマに開発しているため、上記のような素材の溶接を既設の交流設備でも安定した溶接結果を実現いたします。

 

既設の交流用設備を流用することが可能

たとえば単相交流式の溶接工程を直流インバータ式に更新しようとすると、タイマの他にもトランスやガン、電源などの置き換えが必要となりコストがかさみます。

IWC5Aは単相交流式の設備をそのままに、タイマ置き換えで直流インバータ式の品質に近づけられるため、”単相交流式よりも溶接の安定化はしたいけれど、直流インバータ式にするほどコストがかけられない”なんてシーンでぜひ検討いただきたい製品です。

 

単相交流式より適正溶接条件が広いので、安定した溶接が可能

単相交流式よりも適正溶接条件が広いという特長をもっています。そのためIWC5Aを使用すると、交流設備を流用した場合においても、より安定した溶接結果を得られやすくなります

板厚7mmの亜鉛メッキ鋼板を2枚合わせという条件で溶接を当社でテストしたところ、単相交流式と交流インバータ式では上図のような結果となりました。

同じ交流でもインバータ式のほうが安定した結果を得られていることがわかります。

 

交流と直流、どちらでもインバータ式として使用が可能

 

IWC5Aはソフトスイッチにより交流インバータ式として使うか、直流インバータ式として使うかを選択することができます。

そのため各溶接工程ごとにタイマを選定しなおさなくても、このシリーズでそろえることで手間を省けます。

 

単相交流式、直流インバータ式との特徴比較

単相交流式、直流インバータ式それぞれの特徴と比較をします。

方式 スパッタ 焼痕や圧痕 電極の寿命 フリッカー対策 適正溶接条件範囲
単相交流式 多い 多い 長い ×
交流・直流両用 インバータ式 少ない 少ない 長い
直流インバータ式 少ない 少ない 短い

交流・直流両用インバータ式が、単相交流式と直流インバータ式のいいところをそれぞれ取り入れていることがわかります。

  • 単相交流式の既存設備にあまり手を加えないで現状より安定した溶接がしたい
  • 直流インバータ方式にあわせて設備を更新するほどコストはかけられない
  • 単相交流式以上、直流インバーター式未満程度の能力で十分な用途

上記のようなところで活躍が期待できる溶接制御装置が、このたび新たにラインナップ追加しましたIWC5Aシリーズの直流・交流インバータ式タイマです。

 

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